相談会のこと

自分の悩みや不安、後回しにしていませんか?


 女性がためらわずに相談できる場所、女性がほっとできる空間をつくろう。

 

 コロナ禍の2021年、市民団体や労働組合、弁護士などが集まって、女性だけで企画・運営する「女性による女性のための相談会」を立ち上げました。年に2、3回のペースで、主に東京都内の公共施設で相談会を開催しています。

 

 友だちの家に遊びにくる感覚で私たちに会いに来てください。

無料でご利用いただけます


なんでも相談

生活、住まい、仕事、家族、子育て、介護、妊娠・出産、心とからだのお悩みなど、相談員があなたと一緒に解決策を考えます。弁護士による法律相談もあります。

カフェ

軽食やお菓子などをご用意しています。誰かとおしゃべりしてもいいし、ひとりでボーっとしていても。気兼ねなく安心してくつろいでください。

マルシェ

お米、野菜、加工食品、生理用品や肌着もあります。季節のお花もあります。数には限りがありますが自由に選んでください。

キッズルーム

保育士による託児室をご利用いただけます。相談中は保育士がお子さんの遊び相手になります。


女性相談会のできるまで


 長引くコロナ禍で女性の生活困窮が深刻化している――

 

 2020年の暮れ、新宿の大久保公園で「年越し支援・コロナ被害相談村」が行われました。中心となったメンバーは、2008年の年末から2009年にかけて日比谷公園で行われた「年越し派遣村」の元実行委員たちでした。


 私たちの女性相談会の始まりは、その中の一張りの「女性相談専用テント」からでした。女性からの相談は、派遣村では505人のうち5人でしたが、コロナ相談村では全体の2割にのぼりました。

 

 女性たちは、コロナで仕事を失い、ステイホームで家族からのDVに耐えていました。

 

 私たちが気になったのは、大久保公園のテントを遠巻きに見ている女性の姿でした。声をかけても、「男性が大勢いるから入りにくい」とためらっているのです。

 

 私たちは、女性特有のニーズにあった相談を「気兼ねなくできる環境」が必要であることに思い至りました。

 

 そして立ち上げたのが「女性による女性のための相談会」です。